中古車のディフェンダーを買う前に一読ください
突然ですが読者の皆様は「新車並行車と中古並行車」の違いをご存知ですか?
ツインランドは皆様のお陰で四半世紀にわたり営業をさせて頂いております。
最近特に気になることがありますので、長々と書かせていただきます(笑)
90年代にディフェンダーの販売というと「新車並行車」を販売するのが普通でした。
その頃のディフェンダーは300TDIのエンジンが主流で、V8のディフェンダーは少なかったです。
TD5はその後に登場します。そんな時代です。
古めかしい四角いデザインで、ディーゼル・マニュアル・四駆・5枚ドアと言うと、
日本車勢はNOxPM法によって規制地域内では登録が困難になってしまい、
ディーゼルのランクル・パジェロ・テラノ・サファリなどが地方に残る他は徐々に姿を消していきました。
法律上、並行輸入車のディフェンダーは、新車でも中古車でもNOxPM法に適合することが可能でした。
そこの部分は今回は割愛します。
さて、本題です!
その頃は新車が450万円〜500万円ほどで手に入った時代です。
あえて古い中古車のディフェンダーを購入する理由がなく、購入される方は99%が新車並行を購入されました。
これが今の中古車市場の一番下の土台になっております。
今でいうと30万キロ超えの中古車となります。
あの頃、ディフェンダーをご購入される方々は、結構マニアックな方々という位置付けでした。
遅い・うるさい・雨漏りがする・寒い・暑いというのが当たり前のディフェンダーですが、
それを承知の上でご購入する方を「変態」と思っている方も多かったです。
要するに世間一般ではあまり認知度が無く、マニアの車だったのです。
ところがです。時代が変わっていくのです。
ディフェンダーに新たなエンジンTD5が搭載され、高速走行も少し楽になりました。
そしてご本家のローバージャパンが新車でディフェンダー110TD5を販売したのです。
するとどうでしょう、世間一般ではあまり知られていなかった車が、若干認められてきたのです。
とは言っても正規モデルのディフェンダーは、全種類合わせて4000台ほどかと。
他は全て並行輸入業者(ツインランドを含む)が販売してきました。
その総数はディーラーよりも多いという説もあります(笑)
2000年から2006年にかけて、TD5エンジンのディフェンダーは、並行や正規は関係なくたくさん日本に入ってきました。
この辺のモデルが中古車市場のもう一段上の土台になりました。
今でいうと15万キロ超えの中古車となります。
そして2007以降は最終のTDCIモデルが登場してきます。
このモデルは正規モデルが存在しません。排気ガス試験をクリアーさせる関係上2007モデルは存在しないと記憶しております。
全て並行業者が輸入した車になります。
エアコンが装着され、6速マニュアルが与えられ、排気量は2.4Lで登場しました。
そして幾つかの改良(?)がなされ2010年あたりから2.2Lモデルが登場しました。
このモデルたちが今の中古車市場でいうと700万円以上で売買されており、
モデルによっては1000万円から1400万円以上で販売されております。
そして、2016年あたりで生産は終了しました。
今現在は新型ディフェンダーを正規モデルとしてローバージャパンが販売しております。
いろいろなメディアにて取り上げられ益々「ディフェンダー」という名前が世間一般に認知されてきたのです。
2016年を節目に並行輸入業者さんたちは、あの四角いディフェンダーを新車で販売できなくなったのです。
ここから悲劇が起こります。
するとどうでしょうか!
日本にある並行輸入業者さんはイギリス本国より中古車を取り寄せて販売することを始めます。
これはどういうことかと言いますと・・・
高年式の最終モデルは高額なので輸入せず、随分とくたびれた本国でも割と安く手に入るディフェンダーを輸入し始めたのです。
英国本国で15年以上使われてきた中古車って想像できますか?
雨の多い国です。芝生も多い国です。フレームを販売している国です!
英国で長年使われてきたディフェンダーは、フレーム自体のサビ、ボディーのサビ、取付けパーツのサビが酷いです。
日本ではフレーム交換は稀ですが、英国はフレーム交換を行っているお国柄です。
そろそろフレーム交換かな?というところに日本の輸入業者や個人から注文が来たら
あなたが英国人のバイヤーであるならばどうしますか?
「日本の業者に安くして売っちゃえ」となるでしょう!
なになにオークションなどには業者・個人問わずディフェンダー110が出ています。
特に個人輸入の方は「外装は酷いですが、エンジンや機関は問題なく走ります」とか「自分で手を入れる方ならもってこい」とか
頭の悪いコメントがいっぱいです。
便乗商売もいい加減にしてほしい。
昨今の旧車ブームやアウトドアブームによって、勝手に火がついたディフェンダーを輸入して
騙されて購入する一般人を食い物にしている、と言っても過言ではないです。

中古並行で輸入されたディフェンダーのスイベルハウジング。
通常は再利用ですが・・・
サビが酷くて再利用ができません。ブレーキローターやキャリパーも本当は新品にしたいのですが
ご予算の関係上全部新品とはいきません。

時間のたった中古並行のディフェンダーを購入すると、はっきり言います!
車両購入金額を費やしても新車のようにはなりません。
絶対に中古並行を購入せず、新車並行のお車を購入してください。
迷っている方は高松までご連絡ください。
042-730-6088
ツインランドは皆様のお陰で四半世紀にわたり営業をさせて頂いております。
最近特に気になることがありますので、長々と書かせていただきます(笑)
90年代にディフェンダーの販売というと「新車並行車」を販売するのが普通でした。
その頃のディフェンダーは300TDIのエンジンが主流で、V8のディフェンダーは少なかったです。
TD5はその後に登場します。そんな時代です。
古めかしい四角いデザインで、ディーゼル・マニュアル・四駆・5枚ドアと言うと、
日本車勢はNOxPM法によって規制地域内では登録が困難になってしまい、
ディーゼルのランクル・パジェロ・テラノ・サファリなどが地方に残る他は徐々に姿を消していきました。
法律上、並行輸入車のディフェンダーは、新車でも中古車でもNOxPM法に適合することが可能でした。
そこの部分は今回は割愛します。
さて、本題です!
その頃は新車が450万円〜500万円ほどで手に入った時代です。
あえて古い中古車のディフェンダーを購入する理由がなく、購入される方は99%が新車並行を購入されました。
これが今の中古車市場の一番下の土台になっております。
今でいうと30万キロ超えの中古車となります。
あの頃、ディフェンダーをご購入される方々は、結構マニアックな方々という位置付けでした。
遅い・うるさい・雨漏りがする・寒い・暑いというのが当たり前のディフェンダーですが、
それを承知の上でご購入する方を「変態」と思っている方も多かったです。
要するに世間一般ではあまり認知度が無く、マニアの車だったのです。
ところがです。時代が変わっていくのです。
ディフェンダーに新たなエンジンTD5が搭載され、高速走行も少し楽になりました。
そしてご本家のローバージャパンが新車でディフェンダー110TD5を販売したのです。
するとどうでしょう、世間一般ではあまり知られていなかった車が、若干認められてきたのです。
とは言っても正規モデルのディフェンダーは、全種類合わせて4000台ほどかと。
他は全て並行輸入業者(ツインランドを含む)が販売してきました。
その総数はディーラーよりも多いという説もあります(笑)
2000年から2006年にかけて、TD5エンジンのディフェンダーは、並行や正規は関係なくたくさん日本に入ってきました。
この辺のモデルが中古車市場のもう一段上の土台になりました。
今でいうと15万キロ超えの中古車となります。
そして2007以降は最終のTDCIモデルが登場してきます。
このモデルは正規モデルが存在しません。排気ガス試験をクリアーさせる関係上2007モデルは存在しないと記憶しております。
全て並行業者が輸入した車になります。
エアコンが装着され、6速マニュアルが与えられ、排気量は2.4Lで登場しました。
そして幾つかの改良(?)がなされ2010年あたりから2.2Lモデルが登場しました。
このモデルたちが今の中古車市場でいうと700万円以上で売買されており、
モデルによっては1000万円から1400万円以上で販売されております。
そして、2016年あたりで生産は終了しました。
今現在は新型ディフェンダーを正規モデルとしてローバージャパンが販売しております。
いろいろなメディアにて取り上げられ益々「ディフェンダー」という名前が世間一般に認知されてきたのです。
2016年を節目に並行輸入業者さんたちは、あの四角いディフェンダーを新車で販売できなくなったのです。
ここから悲劇が起こります。
するとどうでしょうか!
日本にある並行輸入業者さんはイギリス本国より中古車を取り寄せて販売することを始めます。
これはどういうことかと言いますと・・・
高年式の最終モデルは高額なので輸入せず、随分とくたびれた本国でも割と安く手に入るディフェンダーを輸入し始めたのです。
英国本国で15年以上使われてきた中古車って想像できますか?
雨の多い国です。芝生も多い国です。フレームを販売している国です!
英国で長年使われてきたディフェンダーは、フレーム自体のサビ、ボディーのサビ、取付けパーツのサビが酷いです。
日本ではフレーム交換は稀ですが、英国はフレーム交換を行っているお国柄です。
そろそろフレーム交換かな?というところに日本の輸入業者や個人から注文が来たら
あなたが英国人のバイヤーであるならばどうしますか?
「日本の業者に安くして売っちゃえ」となるでしょう!
なになにオークションなどには業者・個人問わずディフェンダー110が出ています。
特に個人輸入の方は「外装は酷いですが、エンジンや機関は問題なく走ります」とか「自分で手を入れる方ならもってこい」とか
頭の悪いコメントがいっぱいです。
便乗商売もいい加減にしてほしい。
昨今の旧車ブームやアウトドアブームによって、勝手に火がついたディフェンダーを輸入して
騙されて購入する一般人を食い物にしている、と言っても過言ではないです。

中古並行で輸入されたディフェンダーのスイベルハウジング。
通常は再利用ですが・・・
サビが酷くて再利用ができません。ブレーキローターやキャリパーも本当は新品にしたいのですが
ご予算の関係上全部新品とはいきません。

時間のたった中古並行のディフェンダーを購入すると、はっきり言います!
車両購入金額を費やしても新車のようにはなりません。
絶対に中古並行を購入せず、新車並行のお車を購入してください。
迷っている方は高松までご連絡ください。
042-730-6088
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